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胃腸の症状について!!

胃腸の症状について!!


「漢方では食欲不振、胃痛、下痢などの胃腸症状は、主に脾(漢方でいうところの胃と膵臓をたしたような機能)の失調ととらえます。脾と胃は飲食物の消化吸収を管理します。吸収したものを身体に必要な成分に変 えて全身に供給し、同時に老廃物を排泄します。これを運化作用といいこれが衰えると消化不良や食欲不振、胃痛、軟便や下痢、疲労倦怠感に繋がります。

脾の運化作用は肝の疏泄作用によって正常な機能を保っています。ストレスや悩み事などの情動によって肝の働きが正常でなくなり脾を過剰に抑制してしまうので、運化作用が低下します。ストレスで食欲が不振になったり下痢になるのはこのためです。

また脾は冷えたり湿度が高くても動きが低下します。冷えで腹痛や下痢になったり、お腹に水がたまりすぎてポチャポチャと重たくなるのもそのためです。


胃腸の症状別のタイプ

胃寒・・・・冷えからくる胃痛、温めると楽になる、腹鳴

原因    寒さの影響が強く、脾のエネルギー不足による消化吸収機能の低下。冷えた時や、冷たいものを飲んだ時に起こる。

対処法   とにかくお腹をあっためること


胃火・・・・胃痛、胸やけ、口内炎、強い口臭、

原因    辛いもののとりすぎや、強い緊張、暴飲暴食、などで胃に熱がこもりおこる

対処法   胃の熱を取り除く


食滞・・・・吐き気、吐くと楽になる、胃の張痛

原因    食事の不規則だったり、暴飲暴食がつづいて、脾の運化作用が悪くなった状態

対処法   消化を促進して食積を改善する


脾気虚・・・・食欲不振、胃下垂、食後に腹部がなる、下痢

原因    もともとの脾の虚弱や過労、飲食不節などで脾気が不足した状態

対処法   脾の元気をつける、脾の健康を保つ


脾陽虚・・・・食欲不振、腹部が冷えてしくしく痛む、冷えによる下痢

原因     もともと脾が虚弱で冷え症を伴っている

対処法    あたためて脾の気をつけてあげる


肝脾不和・・・・両脇、みぞおちあたりの張痛、ゲップ、お腹が張る

原因    ストレスなどで肝が異常に高ぶり、脾を攻撃することで運化の不調が発生

対症法    肝の気を流して脾の機能をたもってあげる


胃腸症状の食養生


胃腸の養生では、日々の食事が大切です。負担がかかる油っぽいもの、刺激物、酒、などを控えるのはもちろんのこと、甘いものや、冷たいもの、も摂り過ぎに注意しましょう。

胃腸の負担を軽くするにはひと口30回くらいしっかり噛んで食べましょう。


梅肉エキス・・・・青梅をおろし器で1こづつおろし、ガーゼでしぼる。それを陶器に入れて弱火で約2時間、しゃもじでかきまぜ、とろみがついて黒くなったらオッケー

=下痢止めや、食欲不振、抗菌作用がある


山芋粥・・・・鍋にお米と水を入れて八分ほど煮えたところで山芋を細かく切っていれる。

米が柔らかくなったらオッケー

=胃弱で食欲のない時に


ゲンノショウコウ・・・・下痢とめや腹痛の妙薬


センブリ・・・・胃痙攣、胃痛、消化不良、下痢、













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