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薬膳の考え!!

薬膳の考えについて!

よくここ最近薬膳という言葉を耳に致します。食を通じて健康を見直していくということがここ最近重要視され以前にもましてより研究され体系化されてきており、関心を持たれている方も増加してきています。

そこでここでは簡単な薬膳についてお話致します。


薬膳とは!

薬膳はそれ自体で一つの学問になっており、体質改善のひとつの方法であります。中国の古い医学書(五十二病万)では247種類の薬剤が含まれていて、その中には穀類15種類、野菜10種類、果物類5種、肉類29種、魚類3種、の61種含まれていました。これらは日常食しているものがほとんどで、昔から食物を薬剤と同一に考えていたことが伺えます。


そして実際に多くの病気が食事により治療できることを示しているのです。


こういった食物を薬剤と同一として考える「薬食同源」の考え方が薬膳の基本になっています。通常に私たちが食べているものも普通に薬効があり、薬膳だからといって特別なものを作るのではなく、中医学による体系論を基にして身体の体質に合わせてその食材の薬効を使っていくこと特徴があるのです。


単においしいものをとるのではなく、体質に合わせたものを食事として取り入れることで病気になりにくい身体を作っていくことに役立ちます。



食の温寒による性質

食物には性質があり、「寒」、「熱」、「温」、「涼」、に分けられます。二つに分けると温熱と涼寒ということになります。またどちらにも隔たりがない平というのもあります。


特徴を次にあげます。


涼寒の食べ物・・・・身体の熱を冷まして、毒を出す。

例 りんご、みかん、なし、きゅうり、セロリ、ばなな、スイカ、大根、


温熱性の食べ物・・・体を温めて元気にする。

例 とうがらし、こしょう、からし、くるみ、にら、にんにく、生姜、ねぎ、


平性の食べ物・・・病人、虚弱体質、長期間患っている人に適している。

例 ぶどう、いちじく、レモン、白菜、じゃがいも、にんじん、さつまいも、うなぎ、はちみつ




味についての性質


温熱や涼感とは別の角度で、味によっても性質を分けることが出来ます。

酸味の効能・・・筋肉や身体を引き締め、汗や尿が出すぎるのを止める作用。        例  レモン、梅、トマト

苦味の効能・・・余分なものを排出し、乾燥させる作用があることから、体内の熱や水分を外に出します。高熱や便秘などに有効。                          例  ニガウリ、ハスの葉

甘味の効能・・・滋養強壮や止痛、薬性の中和の作用。                  例  なつめ、はちみつ、クコの実

辛味の効能・・・滞りを発散させ、気血の流れを良くします。               例  生姜、長ネギ、にんにく

塩味の効能・・・固まりをやわらかくして便通をよくする。                例  塩、イカ、かに、昆布


食養生の基本はまず自分の体の体質を把握し、それに合わせた食材や性質のものをとっていくことです。好みのものに隔たらないで飲食を節制し食べすぎに注意しましょう。



                                         体質別食材について・・・






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